日本の蔵を訪ねる

vol.1 御前酒


御前酒
御前酒

株式会社 御前酒蔵元辻本店

〒717-0013 岡山県真庭市勝山116
代表取締役 辻 総一郎氏
文化元年(1804年)創業

御前酒
~勝山で歴史を刻んできた造り酒屋
2018年秋、岡山県北部の美作勝山城の城下町にある「御前酒」の蔵元、辻本店さんを訪ねました。 勝山町の街並み保存地区の、とても美しい景観とどこか懐かしさを感じる通りは、思い出しただけでもまた行きたくなってしまいます。 美作勝山藩御用達の献上酒として銘をうけてから200年以上も愛されてきた造り酒屋の風格はすばらしいものです。 岡山を代表する酒造好適米の「雄町米」にこだわり、 蔵近くで栽培した真庭市勝山の「雄町米」を地元の人たちと刈り取るイベントなども開催されていて 地域に根差した活動などにも力を入れつつ、また新しい物を造っていこうという積極的な姿勢が魅力的な蔵元さんです。

御前酒
御前酒
御前酒
御前酒
~御前酒にしか出せない味
室町時代に端を発す「菩提もと」造りという独自の製法を守り、 「乳酸」と「優良酵母」にこだわり、爽やかな酸味が特徴。 さらに、現在全国で使用されているほとんどの酒造好適米のルーツといわれている地元最古の酒米「雄町米」との組み合わせは、まさに至福のコラボレーション。 軟らかで溶けやすく、濃醇な味を演出してくれます。
一時期、作付けがなくなった時期に使用できなくなったこともありましたが、今は約50%に雄町米を使用できているそうです。

~日本酒界を牽引する蔵元
七代目蔵元の 辻 総一郎さんとは、御前酒のお話はもちろんですが、音楽のお話でも盛り上がります。 蔵元代々芸術一家で、ミュージシャンを目指したことがあったり、映画にご出演など若くて多彩な才能で、 日本酒界をフレッシュに牽引してくれてる素敵な方。
杜氏の麻衣子さんも、初めておじゃましたときに、雄町の田んぼや蔵内、造りを案内して頂きました。雄町の中で写真を撮ったり、仕込みに使う そやし水を頂いたり、大変良くして頂きました。
お二人とも酒造りへの情熱はとっても熱く、今後も目が離せません。
「雄町の未来は御前酒が醸す」
雄町に対してここまで強い言葉を聞いたのは自分は初めてでした。
営業の野田さんも、すごく魅力的な方で、先日も恵比寿店へ顔を出してくださり、今年のできについてお話ししました。 今年のお酒はすごく酒質が良くなっていたのでこのあとできてくるのが楽しみです。 ここからお互いにより良い未来を造り合える関係性でありたいです。
横浜君嶋屋 専務 君嶋

 
辻 麻衣子さん杜氏
辻 麻衣子さん
辻 総一郎さ
七代目蔵元
辻 総一郎さん
野田さん営業部
野田さん