酒のおはなし No.009 [2019.5.30]
お酒とわたし
横浜君嶋屋5年目に突入しました原です。
お酒とわたしというタイトルということでまず頭に思い浮かんだのが若かりし頃の酒との出会いです。
皆さんも経験があると思いますが、とにかく一気飲みをしてW.Cに籠ってはまた一気飲みをし、そしてまたW.Cへ…さよなら…。という単純に仲間とその場を楽しむことがただただ好きな若造でした。 そんな私も君嶋屋に就職するやいなやお酒の飲み方・付き合い方が180度変わっていきます。
一気飲みをしなくなったのはもちろん(これは歳も関係してますが)味覚が安定させる為にタバコも止め、更にはお酒の場では全く食べなかったのですが、食とお酒を一緒に楽しめるようになりました。
そう、君嶋屋のモットーはご存知『食中酒』なのです。
この食とお酒を合わせるというマリアージュ。
最初は全く分かりませんでしたが、ベストマリアージュに出会った時はもうそれはそれはただの幸せ以外のものではありません。
お酒と食事がお互いを引き立てるという良くあるフレーズではありますが、まさに「お酒と食事がお互いを引き立てる!!」なのです本気です。
これの素晴らしさを知ってからはよりより日本酒・ワイン・焼酎にハマっていきました。
そして日々諸先輩方に酒道を学び現在5年目に突入いたしました。
しかし、お酒の魅力という点で最初から今まで全く変わっていないことがあります。
それは「人」です。
・・・・・くさいですね。
でも冗談でも何でもなく好きな人間と飲むお酒は本当に美味しく次の日まで最高なわけです。この部分は今でも現役でございます。
そういった意味だけでなく、1杯のお酒を飲むまでに様々な「人」が関わっていきます。
日本酒でいうと「お米を育てた人」・「そのお米を使ってお酒を造った人」・「お酒を売る人」・「お酒を仕入れる人」・「そのお酒を提供する人」・「一緒に飲む人」とまあざっくりですがこんな感じでしょうか。
私は酒屋人として、誰がどのような思いで造ったのか、といった部分まで案内できるようになれれば本望なのかなと思っております。 別に文字制限を気にして良い感じでラストに向かっているわけではないのですが、丁度良い文字数になって参りました。 これからも自分として生まれた根底を見失わず、君嶋屋として情熱の込もった美味しいお酒をご案内させていただきます。
さて季節は夏前ということで店頭には夏のお酒がたくさん並んでおります。 瓶だったりラベルだったりがブルーで見ているだけで涼しくなりますね。 今年の夏も日本酒で充実したひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。 ご来店、心よりお待ちしております。
[横浜店] 原 俊平
酒のおはなし
COLUMN