「隆」・「丹沢山」でお馴染みの、川西屋酒造店の呑切り会に参加しました。

川西屋酒造店は神奈川県足柄郡山北町にあり、小田急線・新松田駅からバスで15分ほどの場所で、120年前から日本酒を造っていらっしゃいます。

丹沢山系の優しい伏流水で仕込んだ「丹沢山」と「隆」がメインブランドの蔵元です。

 

蔵人の工藤さん、米山工場長のご案内で一時間かけて蔵を見学させて頂きました。
蔵の方針から製造工程、痒い所に届く丁寧な説明、本当に勉強になりました。

1.洗米・釜場
2.槽場・タンク貯蔵場
3.瓶詰め器・火入れ場・冷蔵設備

契約栽培された神奈川県の酒米・「足柄若水」を主体に、「阿波山田錦」・「播州山田錦」・「備前雄町」・「信州美山錦」・「越後五百万石」と各名産地から銘柄米を取り寄せ使用されています。

※ 絶妙な温度帯に燗をつけてくださる米山工場長

米山さんは「うちの酒は呑んで理解して欲しい」というポリシー。
冷酒、常温、お燗までいろんな飲み方で試飲させて頂きました。

産地と米の品種、スペックで区別がされており、とても幅広い種類があるのですが、これほど一同に会し、試飲させて頂く機会は初めてでした。

 <ポイント!> 『丹沢山』 と 『隆』 の違いは火入れと熟成方法にあり!

「丹沢山」はタンクで1年以上の低温熟成をさせてから瓶詰めして出荷する定番酒。

「隆」はタンクごとにスペックを変えた限定酒で、ブレンドせず瓶貯蔵したこだわりのブランド。

飲み比べた感想ですが、『隆』の方が、フレッシュ感が高いように感じます。
蔵元も、できるだけ搾った時に近い状態でみなさんにお届けしたい、というコンセプト。

『丹沢山』 は火入れ、そのまま、タンク熟成…。
酸化熟成を意識して管理されているとのことでした。

おもてなしの数々、本当にありがとうございました。